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病気に負けない私の生き方

20代女性が入院生活で重宝した清潔グッズ

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突然決まった入院、何をもっていけば良いのかわからなくて困りますよね。病院によって、準備しなければならないものは異なると思いますが、自身の経験から便利だと感じたものを紹介します。

入院では様々な手続きが必要になるのですが、それについてはこちらの記事にまとめています。

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今回は、入院中に清潔を保つために必要なものを紹介します。病院の売店に売られていないこともあるので、事前準備が大切です。

 

 

ボディシート

入院生活では毎日お風呂に入れないことが多いです。私の病院では、3日入れないことがありました。そんなときには、ドラッグストアなどで売られているボディシートで身体を拭けるだけで大分すっきりします。

ボディシートを使った直後はいつも、「あなた、良い香りするわ」と入院仲間のおばちゃまから声をかけられていました。

ドライシャンプー

こちらは知らない方もいるんじゃないでしょうか?ドライシャンプーとは水なしでシャンプーしたような気になれるグッズです。シートタイプやスプレータイプがありますが、私はスプレータイプがおすすめします。スプレーの方が、細かいところにも粒子が飛んでくれます。

 こちらは普通のドラッグストアでは購入できないことが多々あります。私は、友人に頼んでLOFTにて買ってきてもらいました。他にもコスメショップのシャンプーコーナーで見かけることがあります。

ベビーパウダー

ボディシートやドライスプレーでも十分すっきりするのですが、ベビーパウダーがあると尚良いです。こちらは、来客の際に特に大活躍します。会社の上司がお見舞いにいらしてくれた時に、べたべたの髪の毛は嫌ですよね。ベビーパウダーを髪の毛に軽く付けるだけで、すごくさらさらの髪の毛に見えます。

 デリケートゾーンのシート

お風呂に入れないと蒸れてしまってかゆくなったりします。特に夏場だと感染症も怖いので、デリケートゾーンから清潔を保ちましょう。

普通の除菌シートでも代用できないことはありませんが、抗菌作用が強すぎるなどの問題があるのでデリケートゾーン用を購入することをおすすめします。

準備が間に合わなかったら

突然の入院で準備が間に合わず、売店にも売ってない。そんな時は、インターネットで購入することができます。最近では病院へのお届けも可能なところがあります。事前に確認しましょう。

入院に必要な面倒くさい手続を徹底解説

 

突然の入院、初めての入院でどんな手続きをすればよいのか分からず困りますよね。私の経験から、病院ごとの違いはあるでしょうが、入院の大まかな手続きについて説明します。

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入院事前準備

①入院申請書の記入

患者、親権者や連帯保証人などの記入で、印鑑が必要になります。

 

②保険会社への連絡

これは入院後でも可能なのですが、できるだけ早く進めるためには事前に連絡して書類請求しておいた方が良いでしょう。沢山の書類が送付されるので、事前に貰っておくと手持ち無沙汰な入院期間に記入することが出来ます。

 

③医療に関する証明書などの準備

入院はかなり多額の費用がかかります。私の体験談で言うと2週間入院3割負担で30~50万円です。なので、費用負担を軽減させるために、事前に限度額適用認定証を申請しておくと良いでしょう。所得に応じて月の医療費限度額が決められて、それ以上の額になることはないので安心です。ご自身が加入している保険証のホームページで確認できます。

 

入院前にきちんと手続きの準備をして、入院の日を待ちましょう。

 

入院当日手続

①入院係へ行く

まず到着後入院係にて、申請書や同意書、認定証諸々の書類確認が行われます。忘れ物がない限り数分で終わることでしょう。

 

②お薬手帳とお薬の提出

次に、担当の薬剤師さんに現在服用中のお薬について説明します。どこの病院で、何の症状で、現在きちんと服用しているか、等です。一緒にお薬手帳も提出して、一旦病院預かりとなります。

 

これらの手続きが終わると、病棟に案内されて採血やら検査やらが始まります。

 

退院直前の手続準備

①診断書等の手続

保険請求に必要な診断書や会社に提出する証明書などは、退院前に手続きされることをオススメします。但し、退院日が決まらないと申請出来ない病院が多いので、退院日決定後(退院数日前)くらいの申請になると思います。

病院ごとに異なるかもしれませんが、診断書完成までに1週間~2週間かかるでしょう。次回通院の際の受け取りや、遠方の場合郵送となります。

 

②限度額適用認定証や特定疾患の記入

これは退院前というか、退院直前となります。それぞれ病院で指定された場所へ行き、それぞれの証明書への記入をしてもらいます。そんなに時間はかからず、すぐに終わります。

 

 帰宅後の手続

 ①保険金請求

病院から診断書が届いたら、ほかの必要な書類を用意して請求します。これは、保険会社によって異なるので各ホームページやパンフレットなどで確認してください。

 

まとめ

初めての入院の時は特に手続が大変だと感じると思います。なので、きちんと準備してから入院に挑みましょう。

 

「全身性エリテマトーデス(SLE)の診断がつくまで」を解説

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突然具合が悪くなったりしたら、どうして良いかわからなくなりますよね。今日は私の持病である「全身性エリテマトーデス」の診断がつくまでの経緯をお話しします。

症状がある方や、これから病院に行こうとしてる方々、是非参考にしてください。当時は全く気付いていませんでしたが、恐らく2017年8月頃から兆候はあったと思います。


<2017年8月>

謎の頭痛と全身の倦怠感により、約一週間寝込む。かなりきつかったですが、一週間で治ったため気にしていませんでした。

<2017年10月>

ある日突然咳き込み始めました。身体に合った薬を手に入れるまで約2か月間咳が止まらず。 総合病院で身体検査を行い強めの薬を処方してもらい治まったため、すぐにこのことは忘れました。

<2018年1月>

この頃から友人と外出中の謎の倦怠感に悩み始めました。また、食後の胃痛も増えましたが、特に気にしていませんでした。

<2018年9月>

安心していたころ咳が再発しました。呼吸器科にかかり、「喘息」との診断でした。なぜ急に喘息になったのか気にはなりましたが、たいして気に留めていませんでした。

<2019年3月から5月>

ここからが本題です。食後の胃痛が酷くなり、数週間に一度38度を超える高熱が始まりました。

この頃プライベートでいろいろあり、精神的にも身体的にも疲弊していたため、それが原因だと思って疑っていませんでした。家族も心配していませんでした。

<2019年6月>

6月初旬、39度近くの高熱が。「数週間に一度のいつものやつか」と気にしていませんでしたが、家族と友人の勧めで近くの内科にかかりました。(検査なんて求めておらず、解熱剤を貰いに行く感覚でした。)

内科にて、数週間に一度熱が出ていることを伝え、念のためインフルエンザの検査と血液検査を行いました。「解熱剤をだすので、来週検査結果を聞きに来てください。」と言われました。

次の日、首と脇のリンパが腫れていることに気付いたので不安になり、内科に電話でそのことを伝えると「血液検査の結果で気になることがあるので、すぐに来てください。」と言われました。

~内科にて~

翌日、内科に行くと「白血球減少」「炎症あり」「リンパ腫脹」「発熱」「関節痛」からなんらか異常が考えられるため、すぐに大きな病院への紹介状を書いてもらいました。この時の私は、「何を大げさに。」と全く真剣に考えていませんでした。

~大きな病院①にて~

その日のうちに、内科から直接大きな病院①へ向かいました。採血と尿検査の数値異常から、考えられる疾患の候補として、「膠原病」「悪性リンパ腫」「ウイルス」があげられました。

ウイルスとして、EBウイルス、リンゴ病、サイトメガロ等可能性が高いものを来週までに検査してもらえる、とのことでこの日は帰りました。

次の週、すでに発熱から10日程度経過しておりましたが下がっていませんでした。例の大きな病院①へ話を聞きに行くと、ウイルスは全て陰性とのこと。しかし、精密な血液検査の結果、「抗核抗体陽性」ということが判明しました。

これは自己免疫疾患で数値異常になるもののため、この病気に強い大きな病院②への紹介状を書いてもらいました。ここで、自己免疫疾患についての説明を受けましたが、この時に言われたのが、「SLEやリウマチ、シェーグレンなど様々な種類があるんです。でも、SLEじゃないことを祈っています。」と。よくわかりませんでしたが、SLEじゃないという謎の自信がありました。

~大きな病院②にて~

予約が取れた日は、発熱後二週間経過していました。診察室に入室した時のお医者様(今の主治医)の第一声は今でも忘れられません。

「あなたは、何の病気の疑いでここにいるかわかっていますか?」

この時に初めて、自分が重い病気の可能性があることを実感しました。またまた一連の血液検査と尿検査を行い、一週間待ちました。

血液検査の結果は、「SLEの可能性がかなり高い」でした。SLEだと確定診断するには検査が足りないため、設備が整っている大学病院(主治医の主勤務先)への検査入院をすることもこの日に決まりました。

~設備の整っている大学病院にて~

 二週間の入院で精密検査をして、もしSLEだった場合は服薬治療を開始することになりました。代表的な血液検査から、髄液検査やMRIなど精密なものまで一通りの検査を行いました。結果、『SLE』だという確定診断に至りました。

まとめ

この記事を読んでお分かりいただけたと思いますが、初期症状は少し酷い風邪のようなものです。しかし、風邪だと思って放置していたら手遅れになってしまう可能性もあります。なので、少しでもおかしいと感じたら、早めの受診をおすすめします。