難病だって。ゆるゆるらいふ。

病気に負けない私の生き方

心と身体の健康を奪ったアカハラの実態を全て公開

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私は、全身性エリテマトーデス(SLE)という難病を患っています。私の場合、この病気の発症原因は「アカデミックハラスメント(以下「アカハラ」記載)」による過度なストレスです。今回は、私が受けたアカハラについてお話します。

正直、この記事を書くかどうか悩みました。しかし、私と同じように悩んでいる人の助けになるかもしれないと考え、記事にすることにしました。

アカハラとは?

アカハラとは、教育機関において上の者が権力を利用して下の者に圧力をかけることです。教員同士の上下関係・指導教員と院生・ゼミの担当教員と学部生がアカハラが起こりやすい関係性です。

具体的な行為は、「人格否定」「退学や留年の促し」等、挙げればキリがありません。

私が受けた被害

私はゼミの教授(X先生)からの被害を受けました。X先生は、50歳くらいの男性教員です。

アルバイトの禁止

私は一人暮らしをしていて生活費も必要でアルバイトをしていました。もちろん、私以外のゼミメンバーもアルバイトをしていました。

「学業最優先だ。この大事な時期にアルバイトをしようなんて何を考えている。」

私がアルバイトに行くたびにこの言葉をかけられました。他メンバーがアルバイトに行く時は何も言わないのです。

毎日深夜までの拘束

学部にてゼミにおける必要学習時間(週に3時間)が決められていました。それを圧倒的に超えて拘束されていました。朝から夕方まで大学の講義を受けて、夕方から日付が変わる頃まで帰宅できない毎日が続いていました。

課題があるのなら私も耐えることができたと思います。しかし、教授の自慢話を聞くために日付が変わる頃まで拘束されるのには耐えられませんでした。

週に3回以上の食事の誘い

夕方から深夜まで研究室にいるので、夕飯も一緒に食べることになります。私は夕飯の時間くらいは一人になりたかったのですが、X先生の誘いを毎回断るわけにはいきません。

外食となるとX先生の車で移動しなければならず、かなり苦痛な時間でした。

スケジュールの把握

私生活のスケジュールも全て管理されていました。就職活動と大学講義以外は、教授の研究室にいるのが当たり前の毎日です。他の予定を入れると何を言われるか分からない恐怖で、友人とゆっくり話す時間も次第に少なくなっていました。

人格否定「だからお前はダメなんだ」

 X先生はいつも冗談やおやじギャグを言っています。しかし、私には理解できないものも多く上手に返事をすることができませんでした。

「お前はこんなことも理解できないのか。だからダメなんだ。他の人をもっと見習えよ。」

その度に、このようなことを言われ続け、自分の全てを否定された気分になりました。

フリーライダー呼ばわり「お前は何もしていない」

私たちのゼミでは担当を決めて課題を割り振っていました。それぞれが決められた担当を全うしていたと思います。しかし、X先生には私だけ課題をしていないように見えたらしく怒られてばかりでした。

「お前は本当に何もしていない。もっときちんと仕事をしろよ。」

周りのメンバーからの「いつも頑張ってくれているよね。ありがとう。」という言葉で耐えていました。

 次第に壊れていく心と身体

どれだけ罵倒されても私生活がボロボロになっても、「大学卒業」のために耐える毎日です。毎日、泣かない日はありませんでした。研究室の扉を見るたびに今までに感じたことのない恐怖心。いつか呼吸困難になるのではないかとおびえていました。

学内の階段で先生とすれ違うことすら、私にとっては目の前に殺人鬼が現れたように感じていました。最初は研究室に入ることが恐怖だったのですが、次第に学内に足を入れることすら難しくなりました。

大親友の退職をきっかけに休学を決断

 親にも友人にも相談できず心がどんどん壊れていく毎日が続いていたある日、久しぶりに大親友から連絡がきました。

「私ね、職場でいじめられてたの。今日退職してきたよ。」

それを聞いた瞬間、私は驚きました。

「そうか。私もやめたらいいんだ。なんで今まで頑張っていたんだろう。」

決めたら即行動が取り柄の私なので、次の日の朝大学で手続きをしてきました。ゼミ変更という方法もありましたが、まずは心と身体を休ませたいと考え休学という決断をしました。

その日から研究室に行く必要もなくなり、今までよどんでいた街がすごく明るく澄んで見えました。

 今、人間関係で悩んでいる人へ

私ができるアドバイスは「無理をしなくても良い。逃げても良い。」ということです。世間はいろいろ言ってきます。けれど、自分の人生は自分だけのものです。

心が弱ると身体も弱ります。私も実際にアカハラによるストレスで難病を患うことになりました。無理をしすぎないように自分だけの人生を充実させましょう。