難病だって。ゆるゆるらいふ。

病気に負けない私の生き方

敏感肌のわたしが使っているプチプラスキンケア用品6選

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私は全身性エリテマトーデスという難病を患ってから、肌がかなり敏感になり肌荒れを引き起こすようになりました。以前はパケ買いをしていたのですが、現在は肌が荒れにくいスキンケアグッズを使用しています。実際に私が使用してみたものをご紹介します。

スキンケア用品の選び方

わたしのスキンケア用品の選び方は、「とりあえず使ってみる」です。高価なものでも肌に合わないものが多くあったので、最近ではドラッグストアに売ってあるものでネットの評判がよいものを使用しています。

クレンジング

 パラドゥスキンケアクレンジング ミルク状メイク落とし

●120ml:1980円

●240ml:2475円

 

〇メイクがよくおちる

〇ミルク状だから肌に優しい

〇使いはじめてから肌荒れが減った

化粧水

ナチュリエ スキンコンディショナー

〇刺激が少なくて敏感肌のひとにもGOOD

〇安くてたくさん入ってる

メンソレータムアクネス 薬用モイスチャー化粧水

〇ニキビ用の化粧水

〇暑い時期はメイク崩れ防止にもなる

△付けすぎるとヒリヒリする(付けすぎ注意)

フェイスマスク

ルルルン

〇いろいろな香りを楽しめる

〇保湿力はあるが使用後にベタベタしない

 期間限定やご当地限定でいろいろな香りのものが発売されています。わたしのおすすめを下に掲載しておきます。
 
●瀬戸内レモン

 

●ホワイトバニラ

Saborino(サボリーノ)

●朝用マスク

●夜用マスク

〇洗顔が必要ないくらいさっぱりする

〇きちんと保湿もできる

〇ベタベタしない

 オールインワンジェル

オールインワンジェルとは、化粧水・美容液・乳液などすべての効果があるものですが、わたしは化粧水のあとにオールインワンジェルを使っています。

無印良品 オールインワンジェル

〇保湿力抜群

〇ベタベタしない

〇パッケージがシンプル

おわりに

ここで紹介した化粧水やフェイスマスク、オールインワンジェルを毎日つかっているわけではありません。そのときの肌の状態や翌日の予定にあわせて、スキンケアも変更しています。

お肌が整っていると気分もあがるので、スキンケアに時間をかけてみるのもよいかもしれませんね。

【難病開示】新卒女子大生の就職活動が成功した4つの手順

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難病でなくとも持病を抱えている方やそのご家族、「就職できるのかな」と不安になりますよね。わたしも、その一人でした。

わたしは21歳のときに全身性エリテマトーデス(以下「SLE」と省略)という国の指定難病を患い、それから半年もしないうちに就職活動をはじめました。はじめたばかりのころは、不安だらけで「一生はたらけないかも」なんて悩んでいました。

SLEは自己免疫疾患のひとつで、名前のとおり全身が侵される病気です。そのため、「だるさ」「微熱」などの全身症状が強く出ます。体調管理もうまくできないことに加え、月に一度の通院が必須なので、就職活動での伝え方には悩みました。

たくさん悩みましたが、2021卒のわたしは3月末(3年次)の時点で就職活動を終えることができました。今回は、わたしが実践したことをおはなしします。

SLEが発症したときのことは、こちらのブログを参照してください。

 

www.konatsurism.work

<その1> なによりも大切な病気の理解

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就職活動をはじめる前に、なによりも大切なことは「自分の病気の理解」です。病気といっても、その症状はひとそれぞれです。

病気の理解をする方法

①「基本的な症状」「できないこと」「悪化要因」など詳しく書き出す。

②それをもとに、仕事の条件を書き出す。

頭の中で考えるだけよりも書き出したほうが理解につながるので、できるだけ書き出すようにしましょう。

わたしの病気の理解

「基本的な症状」

倦怠感、微熱、関節痛、ときどき腹痛、吐き気

「できないこと」

身体に負担がかかること(力仕事や立ち仕事など)、外回りの仕事

「悪化要因」

日光・紫外線、ウイルス感染、ストレス・疲労

「仕事の条件」

 ・外勤なしのデスクワーク

・残業がすくないこと

・休みがとりやすいこと

・転勤がないこと

 <その2>自分の「すきなこと」をさがす

病気の理解ができたら、つぎにすることは「すきなこと」探しです。「病気でも雇ってくれるならどこでもいい」と考えている時期もありましたが、心の健康を考えると、好きなことをするほうが良いのは言うまでもありませんね。

ただし、「すきなこと」ばかりにこだわりすぎないように注意が必要です。<その1>で考えた「仕事の条件」と「すきなこと」のちょうど良いバランスを考える必要があります。

「すきなこと」を探すのには様々な方法があると思いますが、今回はわたしが実践した方法をご紹介します。

 インターンシップに参加する

インターンシップとは、いわゆる職業体験のことです。期間は半日から一年以上と様々あります。インターンシップに参加すると、その業界の動向や企業の事業について知れるだけではなくて、社員さんとはなして仕事内容も知ることができるのでおすすめです。

わたしが参加したインターンシップ

海外インターンシップ/アパレル(企画・販売)/小売店マーケティング/携帯ショップ販売員/ITベンチャー/物流(通関・配車)/コンビニエンスストア など

わたしは約10社のインターンシップに参加しました。インターンシップ参加企業の選び方は、純粋に「行きたいかどうか」で決めました。この経験を通して、「すきなこと」が徐々に見えてきました。

気になる仕事をしている社会人と話す

インターンシップに参加して見えてきた「すきなこと」が自分にできるのかどうかを確かめるために、つぎは実際にその仕事をしている社会人と話してみましょう。そういう人が身近にいれば話が早いのですが、わたしの場合はいませんでした。そこで、以下のアプリを利用していました。

Matcher

LINK:matcher.jp

このアプリは就活生と社会人のマッチングアプリです。マッチングアプリといっても、すごく健全なものです。社会人の方々の会社名を確認できるようになっており、安心してお使いいただけます。会社の業務の一貫として登録をされている方もいますが、そうではなくてボランティアで登録されている方もいらっしゃいます。

わたしは、気になっていた会社の方(ボランティア)とマッチングできました。Skypeで会社の実態(残業・有給など)だけでなく、難病のサポート体制など幅広く教えていただけました。結局、わたしには合っていないということで選考はうけていません。

ホームページの情報だけではわからないこともあるので、このようなアプリを利用するのもおすすめです。

<その3>自分に合う企業にエントリーする

<その1><その2>で仕事の条件と好きなことについてしっかり理解できたと思います。わたしは自己分析のなかで、もちろん好きなことは出てきたのですが、それよりも「体調を優先して病状を安定させたい」というきもちに気づきました。(ただし、雇ってくれるならどこでも良いということではありません。)

なのでそのきもちを考慮して優先順位を考えて書き出してみます。

①デスクワーク②残業が少ないこと③社風がよい④ノルマがすくないこと⑤転勤がない⑥海外と関われる⑦人事関係のしごと

わたしは地元就職を希望していたので、①~⑦の希望があてはまる地元の企業をいくつか絞って選考をうけました。エントリー数はおおよそ20社くらいで、実際に選考に参加したのは5社です。

<その4>選考開始、難病開示はどうする?

難病開示は選考のどのタイミングでするのか?

 難病開示については様々な意見があると思うので、このことは後日別の記事でアップさせていただきます。ちなみに、わたしは2社は難病開示をして就職活動を行いました。

わたしの場合の難病開示のタイミングは、聞かれたとき、もしくは聞かれなかったら最終選考直前です。

難病開示したときの面接官の反応は?

①不採用の保険会社

伝えたタイミング…最終面接直前

入院歴があることは履歴書にてお伝えしていましたが、詳細についておはなししたのは最終面接直前です。「症状」「できないこと」などのほかに、「うちの仕事きついですけど大丈夫ですか?」とも尋ねられました。

すこし冷たい言い方に感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、わたしは体調を気遣っての言葉だったととらえています。

不採用だったことは残念ですが、外回りの営業が多い仕事らしい(選考前には聞かされていませんでした…。)ので体調を考慮すると良い結果だとも考えられます。

 ②内定の販売代理店

伝えたタイミング…面接途中

事前にお伝えするタイミングがありませんでしたが、面接途中に健康状態を尋ねられたのでそのときにお伝えしました。保健会社同様、病気について詳しく尋ねられました。

この企業様からは、後日お電話で内定のご連絡をいただきました。「できないことについては配慮するので、遠慮なくおっしゃってください。」とも言っていただけたので安心しています。(もちろん就職は不安だらけですが…)

ちなみに<その3>で書いてある希望条件にほとんどあてはまっている会社です。働き始めないとわからないことも多いですが、今のところは不満はありません。

<まとめ>わたしが内定をもらえた秘訣

 さいごに、わたしが安心できる企業に内定をもらえた秘訣は「自分についてしっかり理解できたから」です。自分が何を大切にしているのか、何が好きなのか、できないことは何なのか、しっかり理解して企業様にお伝えできたことが大きな理由だと思います。

給料や休日、やりがいなど仕事に求めることは人それぞれちがいます。自分が一番納得できるような会社選びをしましょう。

 

 

 

 

心と身体の健康を奪ったアカハラの実態を全て公開

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私は、全身性エリテマトーデス(SLE)という難病を患っています。私の場合、この病気の発症原因は「アカデミックハラスメント(以下「アカハラ」記載)」による過度なストレスです。今回は、私が受けたアカハラについてお話します。

正直、この記事を書くかどうか悩みました。しかし、私と同じように悩んでいる人の助けになるかもしれないと考え、記事にすることにしました。

アカハラとは?

アカハラとは、教育機関において上の者が権力を利用して下の者に圧力をかけることです。教員同士の上下関係・指導教員と院生・ゼミの担当教員と学部生がアカハラが起こりやすい関係性です。

具体的な行為は、「人格否定」「退学や留年の促し」等、挙げればキリがありません。

私が受けた被害

私はゼミの教授(X先生)からの被害を受けました。X先生は、50歳くらいの男性教員です。

アルバイトの禁止

私は一人暮らしをしていて生活費も必要でアルバイトをしていました。もちろん、私以外のゼミメンバーもアルバイトをしていました。

「学業最優先だ。この大事な時期にアルバイトをしようなんて何を考えている。」

私がアルバイトに行くたびにこの言葉をかけられました。他メンバーがアルバイトに行く時は何も言わないのです。

毎日深夜までの拘束

学部にてゼミにおける必要学習時間(週に3時間)が決められていました。それを圧倒的に超えて拘束されていました。朝から夕方まで大学の講義を受けて、夕方から日付が変わる頃まで帰宅できない毎日が続いていました。

課題があるのなら私も耐えることができたと思います。しかし、教授の自慢話を聞くために日付が変わる頃まで拘束されるのには耐えられませんでした。

週に3回以上の食事の誘い

夕方から深夜まで研究室にいるので、夕飯も一緒に食べることになります。私は夕飯の時間くらいは一人になりたかったのですが、X先生の誘いを毎回断るわけにはいきません。

外食となるとX先生の車で移動しなければならず、かなり苦痛な時間でした。

スケジュールの把握

私生活のスケジュールも全て管理されていました。就職活動と大学講義以外は、教授の研究室にいるのが当たり前の毎日です。他の予定を入れると何を言われるか分からない恐怖で、友人とゆっくり話す時間も次第に少なくなっていました。

人格否定「だからお前はダメなんだ」

 X先生はいつも冗談やおやじギャグを言っています。しかし、私には理解できないものも多く上手に返事をすることができませんでした。

「お前はこんなことも理解できないのか。だからダメなんだ。他の人をもっと見習えよ。」

その度に、このようなことを言われ続け、自分の全てを否定された気分になりました。

フリーライダー呼ばわり「お前は何もしていない」

私たちのゼミでは担当を決めて課題を割り振っていました。それぞれが決められた担当を全うしていたと思います。しかし、X先生には私だけ課題をしていないように見えたらしく怒られてばかりでした。

「お前は本当に何もしていない。もっときちんと仕事をしろよ。」

周りのメンバーからの「いつも頑張ってくれているよね。ありがとう。」という言葉で耐えていました。

 次第に壊れていく心と身体

どれだけ罵倒されても私生活がボロボロになっても、「大学卒業」のために耐える毎日です。毎日、泣かない日はありませんでした。研究室の扉を見るたびに今までに感じたことのない恐怖心。いつか呼吸困難になるのではないかとおびえていました。

学内の階段で先生とすれ違うことすら、私にとっては目の前に殺人鬼が現れたように感じていました。最初は研究室に入ることが恐怖だったのですが、次第に学内に足を入れることすら難しくなりました。

大親友の退職をきっかけに休学を決断

 親にも友人にも相談できず心がどんどん壊れていく毎日が続いていたある日、久しぶりに大親友から連絡がきました。

「私ね、職場でいじめられてたの。今日退職してきたよ。」

それを聞いた瞬間、私は驚きました。

「そうか。私もやめたらいいんだ。なんで今まで頑張っていたんだろう。」

決めたら即行動が取り柄の私なので、次の日の朝大学で手続きをしてきました。ゼミ変更という方法もありましたが、まずは心と身体を休ませたいと考え休学という決断をしました。

その日から研究室に行く必要もなくなり、今までよどんでいた街がすごく明るく澄んで見えました。

 今、人間関係で悩んでいる人へ

私ができるアドバイスは「無理をしなくても良い。逃げても良い。」ということです。世間はいろいろ言ってきます。けれど、自分の人生は自分だけのものです。

心が弱ると身体も弱ります。私も実際にアカハラによるストレスで難病を患うことになりました。無理をしすぎないように自分だけの人生を充実させましょう。

SLEの私が受けた「16万円の歯周病菌治療」のレビュー

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「将来、歯を失いたくない」「これ以上、病気を増やしたくない」

そんな思いで保険が不適用の16万円の歯周病菌撲滅治療を受けたので、今回はその時のお話をしようと思います。

歯周病菌治療を受けたきっかけ

この度、私が受けた治療は歯周病治療ではありません。将来歯周病になるリスクを減らすための歯周病菌撲滅治療(←私が付けた名前笑)です。

SLE(全身性エリテマトーデス)が発覚した時に

「これを機に、いろいろ治療しておこう」

と思い歯にかかわる全ての検査をしてもらいました。昔から虫歯になったことはなく心配していなかったのですが検査の結果、「虫歯菌は少ないが歯周病菌がかなり多い」状態だということが発覚しました。

お医者様曰く、自己免疫疾患を持っている人は、虫歯菌や歯周病菌が活発化しやすいそうです。私の場合、もともと虫歯菌は持っておらず活発化しなかったのですが、歯周病菌は遺伝で持っていました。

歯周病菌があると、糖尿病を代表とする生活習慣病になるリスクが高まる」ということを知っていたので、即答で治療を受けることにしました。SLEを患っているということでただでさえ合併症を起こしやすいので、少しでもリスクを減らしたいという思いで治療を決断しました。

治療についての詳細

基本情報

〇値段:16万円(保険適用ではありません)

〇通院回数:計6回

〇治療期間:半年(個人差がありますが、私は一か月に一度の通院でした)

検査内容

テスト, 管, 研究室, 医療, 研究, 薬剤, 水, 臨床, 健康, 化学, 実験, スティック, 医薬品

唾液量検査

無味無臭のガムを五分間噛み続けて、その間の唾液量を測定するというものです。治療前は平均より唾液の量が少なかったのですが、治療後にはだいぶ増えていました。

呼気検査

注射器のような形のものを数分くわえて、口臭チェックを行いました。その口臭の原因まで特定してくれるという優れた機械でした。

唾液の検査

〇虫歯菌の量

歯周病菌の量

〇免疫力

など自分の唾液の諸々を知るための検査です。

歯周ポケット検査

 歯と歯茎の間の隙間を歯周ポケットと呼ぶのですが、それが何ミリあるかを測定してもらえます。

菌の量を顕微鏡で確認

歯垢と舌苔の中に潜んでいる菌を顕微鏡で見るのですが、菌の多さに衝撃を受けました。治療後は見違えるくらい菌が減っていました。

治療内容

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ビタミン水洗浄と電解水洗浄

これは通院の際に毎回受ける治療です。液体を歯間に流しながら歯垢除去をしていたのだと思います。ビタミンの方は酸っぱい味で特に不快感はありません。ただ、電解水はプールで嗅いだことのある塩素の匂いで少し苦しかったです。

服薬治療

〇薬品名:ジスロマック

〇服用期間:三日間

治療初日から服薬治療が始まりました。個人差があるとは思いますが、副作用で低血糖のような症状が続きかなり苦しかったです。

抗カビ剤の使用

〇薬品名:(忘れた)

〇使用期間:1ヶ月

歯磨き前に黄色のヌルヌルとした液体を歯に塗るという治療でした。味は甘苦くなんともいえない味をしていました。(もちろん美味しくない)

薬品浸透

初日に作成したマウスピースにピンク色の強力なジェルを流し込み、それを10分間はめておくという治療でした。このマウスピースは自宅でも使用するのですが、その際は市販のジェルを流し込んでいました。(ピンクのジェルは自宅では使用できないため)

歯石除去

 歯石除去はされたことある方多いと思うのですが、私にとっては最も苦痛な治療でした。激痛の30分でした。もう二度としたくないと歯科衛生士さんに伝えると、その次からは麻酔をしてもらえたので快適に治療ができました。

治療をしてみて

16万円かかった治療をしてみた率直の感想は、「治療をして良かった」です。お口の中がきれいになったことはもちろん、一番は生活習慣病のリスクを下げることができて嬉しいです。

私はまだ、ステロイド治療を始めていないのですがいずれ始めることになると思います。なので、副作用のリスクを下げられて本当に良かったと思います。

お高い治療なのですぐには決断できないと思いますが、おすすめしたい治療です。少しでも、別の病気を増やす可能性を減らして楽しい人生を送りましょう。

 

 

 

お付き合いする彼に持病のことを伝えるか?伝えないか?

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私は膠原病の中の全身性エリテマトーデスという難病を患っています。友人や仕事仲間、上司、誰にどこまで開示をすべきなのか自身もたびたび悩んでいます。難病であることを周囲の人々に打ち明けるのは、かなり勇気がいることですよね。それが、愛する人だったらもっと勇気がいりますね。

そこで、今回は「お付き合いする彼に持病のことを伝えるか?伝えないか?」について考えました。本記事で述べているものは、私個人の考え方ですので強制するものではございません。参考程度にご覧ください。

伝えるかどうか

この問題はかなりセンシティブなもので、伝える伝えないどちらにしても強制すべきことではありません。個人的には伝えた方が良いと思います。理由は、以前に伝えてもらえなくて悲しい思いをしたからです。

【実体験】伝えてもらえないと悲しい

実体験として、以前持病がある男性と付き合っていたことがあります。実は、彼からそのことをカミングアウトされたことはありませんでした。彼の家で薬を見つけてしまい、良くないことなのですがネットで調べてしまいました。

その時に彼に持病があることを知ったのですが、驚きよりも伝えてくれていない悲しみの方が大きかったです。「私のことを信用していないのかもしれない」と感じました。

結局、お別れするまでお互いそのことを話すことはありませんでした。彼的には、「嫌われるのが怖い」などのネガティブな気持ちがあったのだと思いますが、私は伝えてほしかったです。支えになりたかったと自分の無力さを感じました。

いつか相手にばれてしまい悲しい思いをさせるくらいなら、自分から言った方が良いのではないかと思います。

いつ伝えるのか

伝えるとしてもタイミングは重要になります。個人的には付き合い始めが良いのではないかと思います。

出会ってすぐに言うきっかけがあれば良いですが、改めて伝えると重いと感じられる可能性があります。付き合って時間が経つと、隠されていたと思ってしまう人もいると思います。なので、付き合い始めが無難だと思います。

何を伝えるか

何を伝えるかも重要になります。最低限伝えた方が良い情報は、「病名」「症状」「できないこと」「配慮が必要なこと」です。私の場合はこのように伝えます。

〇病名:全身性エリテマトーデス

〇症状:発熱、倦怠感、関節痛

〇配慮すべきこと:紫外線に当たらないようにする、適宜休憩を取る

伝えた時の相手の反応

持病をカミングアウトをするのが怖い理由は相手の反応ですよね。確かに、持病が原因で交際取り消しになる可能性もあります。しかし、たとえそうなったとしても自分を非難する必要はありません。

その人とは縁がなく、そこまでの人だったということです。「よし、次探そう!」くらいの気持ちで良いと思います。

最後に

私は自身の経験より伝えた方が良いと言いましたが、正解はありません。どちらの選択をしても、人生は一度きりです。自分が一番楽しめる選択をするのが一番です。一度きりの人生、思い切り楽しみましょう。

就職活動で持病は不利になるのか?難病大学生が収集した情報のまとめ

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就職活動の時に、「持病が原因で不利になるんじゃないか」と不安になることがありますよね。今回は持病と就職活動の関連性についてお話していきます。私自身の経験だけではなく、就職支援室やハローワークの職員、企業の方々など様々な方々の意見を交えています。

企業は「病気」や「障害」に偏見を持っているのか?

時代の流れによって、偏見はだんだんと無くなってきてはいるものの、いくつかの企業には偏見があるのも事実です。いまだに偏見を持っている企業もありますが、内定が出ないわけではありません。「普通に働ける」ということ、自分にしかないアピールを伝えることで、内定の可能性はあります。

持病があることを企業に伝えるべきか?

病状や意思によって、自身で決断することができます。ただ、持病があることを隠して入社した場合、後々トラブルになることがあります。また、逆に持病があることを開示することで、内定が出にくくなることもあります。

いつ伝えるのか?

伝えるとしても、どのタイミングで伝えるかを悩みますよね。就職について詳しい方々へお聞きしたところ「最終面接直前」だそうです。

一次面接や二次面接では、企業へ自分の良いところをアピールしきっていない状態のため、落とされることが多いそうです。一方で、最終面接後では「なぜ隠していたのか?」と信用を失ってしまうことになりかねません。なので、最終判断前の最終面接直前が良いとのことです。

実際に、私が面接を受けた保険会社では最終面接前にお伝えしました。伝えた後は、「何かできないことはありますか?」「弊社の仕事は体力仕事ですが大丈夫ですか?」等、質問攻めをされました。

結局、内定はいただけませんでしたが、それが病気に起因するものかどうかは分かりません。(将来のビジョンが異なっていたので、それが一番の原因だと思いますが。)

 持病に理解のある業界はどれか?

これに関しては言わずもがなですが、医療関係です。一言で医療関係と言っても、様々な職業があるので、下に軽くまとめました。ここに書かれているのも一部で、私達が知らないものもたくさんあるでしょう。

医療関係の職業

〇医者 〇薬剤師 〇看護師 〇理学療法士 〇医療事務 〇MR 等

上記の職業(MR以外)は基本的に病院勤務なので、もしも倒れたりした時にすぐに診てもらえるという点でも安心ですね。

まとめ

内容をまとめると、持病があることは就職活動へ多少は影響するが、全く仕事がないわけではないということです。持病があってもなくても、将来自分がどう生きていきたいかということをしっかり考える必要があります。

私は、長い人生一度や二度は失敗することはあるだろうと、楽観的に考えて就職活動を行うことにしました。正解を求めずに、その時したい事をして楽しい人生を送りましょう。

 

 

治験は良い?悪い?治験のメリットとデメリットのまとめ

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持病が現在の薬ではコントロール出来ないとき、主治医から勧められるのは新しい薬か治験です。

しかし、治験って正直イメージ湧かないし不安ですよね。この記事では、治験のメリットやデメリットをまとめています。

治験をするにあたっての準備などは、今後別の記事で公開予定です。

※運営は医療専門の機関でもありませんし、私は医療関係者でもありません。治験経験者として意見を述べるだけですが、参考にしていただければ幸いです。

メリット

新しい薬に挑戦できる

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 これが一番のメリットなのではないでしょうか。現在世に出ている薬をいくつも試して良いものと巡り合えなかったとき、治験をすることで良い薬に出会えるかもしれません。

私は、まだ目立って効果を感じられていませんが、少し怠さが減ったような気がしています。これから、効果が出てくるのが楽しみです。

金銭的負担が軽くなる(又はお金が貰える)

 定期的に通院が必要な場合、医療費がかさみますよね。治験をすると診療代や薬代を負担してくれ、更に謝礼を頂けることが多いです。

(治験を実施している会社によって異なると思うので、詳しいことは主治医やサイトで確認してください。)

実際に、私の治験では一度の通院につき6000円頂いています。治験でない時は、一度の通院で1万円は超えていたので、金銭的に凄く楽になっています。

通院の待ち時間が短くなる

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通院時の待ち時間が長く、一日費やしてしまうという人もいるでしょう。しかし、治験では担当のコーディネーターが患者の代わりに順番待ちをしてくれているので、わたしが病院に到着したらすぐに検査に案内してもらえます。

待ち時間が解消されるだけでも、通院のストレスがかなり減ったのでうれしいです。

デメリット

必ず本物の薬に当たるとは限らない

治験は臨床試験ですので、必ず効果効能がある薬品だとは限りません。

例えば注射の治験だとすると、50%は効果のある薬品が入っていてで、残りの50%はただの生理食塩水が入っているということです。

本物の薬に当たることを祈って治験をするというわけです。自分が服用したものが、本物なのか偽物なのか分かるのは治験終了後数年後です。

 生活の制限がある

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薬の種類によって異なるとは思いますが、生活の制限がかなりあります。例えば、治験期間は妊娠出産NGというようなものです。

このように大きい決まり事から、細かいものだと化粧水や日焼け止め、石鹸、洗剤の指定まであります。

これは、私の持病であるSLEは皮膚症状が出やすいことから、外部要因による変化を避けるためでしょう。

また、薬によっては要冷蔵の場合もあるので、外出時には保冷剤と保冷バッグが必須になります。

時間の制限がある

これも薬の種類によって異なるとは思います。私の場合は、一日二回の服薬で時間も決められています。

そして、服薬後は必ず専用のタブレットで「○○時に飲みました」という連絡を製薬会社にしなければなりません。

 家にいる時は問題ないのですが、外出先では友人に気を遣わせてしまうこともあります。

副作用がある

これは、治験だけでなくどんな薬でも注意が必要な点ですね。ただ、世に出ていない薬ということもあり、副作用は想像以上に重い場合もあるので覚悟は必要です。

わたしの場合は、治験開始から一か月経ったころから、下痢と腹痛と吐き気が出てきました。今までのSLEで感じたことのない不快感なので、おそらく副作用だと思います。

それから半年ほど経ち、副作用の不快感は減りはしましたがまだあります。副作用がなくなることは無いでしょうが、身体が少しばかり慣れてきた感覚はあります。

通院時の採血の本数が多い

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毎月通院していますが、毎回20本近く採血されます。わたしは、採血をされても体調に変化がないタイプなので問題ありませんが、人によっては苦痛に感じるかもしれません。

まとめ

以上が、実際に治験をしている私が感じた治験のメリットとデメリットです。きちんと本当のことを伝えたいと思ったので、デメリットの方が多くなっています。

ですが、私は治験を始めたことに対して後悔はしていません。私にとっては、新薬に挑戦できるというメリットがかなり大きいです。

治験は基本的にいつでも離脱することができるので、私はそこまで重く考えていません。現在、治験で悩んでいる人のお役に立てたらうれしいです。