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治験は良い?悪い?治験のメリットとデメリットのまとめ

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持病が現在の薬ではコントロール出来ないとき、主治医から勧められるのは新しい薬か治験です。

しかし、治験って正直イメージ湧かないし不安ですよね。この記事では、治験のメリットやデメリットをまとめています。

治験をするにあたっての準備などは、今後別の記事で公開予定です。

※運営は医療専門の機関でもありませんし、私は医療関係者でもありません。治験経験者として意見を述べるだけですが、参考にしていただければ幸いです。

メリット

新しい薬に挑戦できる

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 これが一番のメリットなのではないでしょうか。現在世に出ている薬をいくつも試して良いものと巡り合えなかったとき、治験をすることで良い薬に出会えるかもしれません。

私は、まだ目立って効果を感じられていませんが、少し怠さが減ったような気がしています。これから、効果が出てくるのが楽しみです。

金銭的負担が軽くなる(又はお金が貰える)

 定期的に通院が必要な場合、医療費がかさみますよね。治験をすると診療代や薬代を負担してくれ、更に謝礼を頂けることが多いです。

(治験を実施している会社によって異なると思うので、詳しいことは主治医やサイトで確認してください。)

実際に、私の治験では一度の通院につき6000円頂いています。治験でない時は、一度の通院で1万円は超えていたので、金銭的に凄く楽になっています。

通院の待ち時間が短くなる

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通院時の待ち時間が長く、一日費やしてしまうという人もいるでしょう。しかし、治験では担当のコーディネーターが患者の代わりに順番待ちをしてくれているので、わたしが病院に到着したらすぐに検査に案内してもらえます。

待ち時間が解消されるだけでも、通院のストレスがかなり減ったのでうれしいです。

デメリット

必ず本物の薬に当たるとは限らない

治験は臨床試験ですので、必ず効果効能がある薬品だとは限りません。

例えば注射の治験だとすると、50%は効果のある薬品が入っていてで、残りの50%はただの生理食塩水が入っているということです。

本物の薬に当たることを祈って治験をするというわけです。自分が服用したものが、本物なのか偽物なのか分かるのは治験終了後数年後です。

 生活の制限がある

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薬の種類によって異なるとは思いますが、生活の制限がかなりあります。例えば、治験期間は妊娠出産NGというようなものです。

このように大きい決まり事から、細かいものだと化粧水や日焼け止め、石鹸、洗剤の指定まであります。

これは、私の持病であるSLEは皮膚症状が出やすいことから、外部要因による変化を避けるためでしょう。

また、薬によっては要冷蔵の場合もあるので、外出時には保冷剤と保冷バッグが必須になります。

時間の制限がある

これも薬の種類によって異なるとは思います。私の場合は、一日二回の服薬で時間も決められています。

そして、服薬後は必ず専用のタブレットで「○○時に飲みました」という連絡を製薬会社にしなければなりません。

 家にいる時は問題ないのですが、外出先では友人に気を遣わせてしまうこともあります。

副作用がある

これは、治験だけでなくどんな薬でも注意が必要な点ですね。ただ、世に出ていない薬ということもあり、副作用は想像以上に重い場合もあるので覚悟は必要です。

わたしの場合は、治験開始から一か月経ったころから、下痢と腹痛と吐き気が出てきました。今までのSLEで感じたことのない不快感なので、おそらく副作用だと思います。

それから半年ほど経ち、副作用の不快感は減りはしましたがまだあります。副作用がなくなることは無いでしょうが、身体が少しばかり慣れてきた感覚はあります。

通院時の採血の本数が多い

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毎月通院していますが、毎回20本近く採血されます。わたしは、採血をされても体調に変化がないタイプなので問題ありませんが、人によっては苦痛に感じるかもしれません。

まとめ

以上が、実際に治験をしている私が感じた治験のメリットとデメリットです。きちんと本当のことを伝えたいと思ったので、デメリットの方が多くなっています。

ですが、私は治験を始めたことに対して後悔はしていません。私にとっては、新薬に挑戦できるというメリットがかなり大きいです。

治験は基本的にいつでも離脱することができるので、私はそこまで重く考えていません。現在、治験で悩んでいる人のお役に立てたらうれしいです。